フェッラーリ ドゥミセック

シャンパーニュ (メトッド・クラシコ) 方式でつくられたスパークリングワイン。緑がかった麦わら色、生き生きとした繊細な泡が多数長い時間持続します。
フレッシュな香りと熟れたゴールデン・デリシャス・リンゴや野の花の濃い香りとともに、ほのかにイーストを感じさせるフレーバー。クリーンで調和のとれた味わいが特徴的です。

フェッラーリ - FERRARI

1902年に創立、100年を超える歴史をもつフェッラーリはイタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のワイナリーです。
フェッラーリのスプマンテ (イタリア語で"発泡酒") は、発売以来国境を越えて世界の五つの大陸に輸出されています。スプマンテ事業の参入がもっとも難しいとされるフランスでも愛飲されているきわめて稀なイタリア産のスパークリングワインがフェッラーリのもので、パリの有名なナイトスポットである "リド" で、シャンパンリストの中にただひとつ載っているスプマンテとしても有名です。
またフェッラーリは、イタリアの大統領官邸をはじめ、国外のイタリア大使館の公式晩餐会の食卓でも必ず提供されることでも有名です。レーガンからゴルバチョフ、ブッシュ、エリザベス女王、ムバラク、ミッテラン、クリントン、そしてジェノバサミットでの小泉首相まで、世界のリーダーたちがこのフェッラーリのスパークリングワインで乾杯をしてきました。

その歴史は、ジュリオ・フェッラーリが1902年にイタリアのトレンティーノで「メトッド・クラシコ (クラシカル・メソッド=シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵による製法）」によるスプマンテ (発泡酒) を造りはじめた時から始まります。ジュリオ・フェッラーリは「メトッド・クラシコ」で造るイタリアのスプマンテのパイオニアのひとりというだけでなく、フランスから持ち込んだシャルドネを用いて初めてスプマンテを造った生産者でした。
ドイツのガイゼンハイム、フランスでも醸造を学んだ後シャンパーニュの生産者のもとで研修をしたフェッラーリは、醸造機器もすべてシャンパーニュから学び、かの地と同じ品種、同じ製法でスプマンテを造りはじめました。

その後ジュリオ・フェッラーリが設立したワイナリーは、1952年に現在のオーナーであるルネッリ・ファミリーに引き継がれました。当主のブルーノ・ルネッリの3人の息子たちフランコ、ジーノ、マウロは、スプマンテ造りを自らの天命と信じたジュリオ・フェッラーリの製品造りの信条を充分に理解し、維持、発展させていくことになります。トレンティーノの優れたぶどう畑からとれる高品質なぶどうと、古い製法のルールに厳格なほどに忠実なこと。それがジュリオ・フェッラーリの信条でした。

ルネッリ・ファミリーが製品づくりのうえでもっとも大切にしていること、それは彼らが造りだす製品が常に最高の品質を誇ること、そして トレントの土地への忠実な信頼。 その価値観に従って造りだされる "フェッラーリスプマンテ" は、今ではイタリアを代表する伝説的な製品となっています。